2012年5月13日日曜日

人を別のサービスから自分のサービスに乗り換えさせる戦略

その唯一の方法は、「障害を取り除くこと」 by Joel on Software

ここでは、コンピュータのソフトウェアという前提で話すけど

これは非常に納得した。

乗り換える上での障害を取り除くこと、大事。それはつまり、ユーザーの声に耳を傾けていることでもあるしね。


・ 金銭的障害
→ 乗り換えコストが高いと、それを使おうとは思わないだろう

・ 乗り換える前にできたことが、乗り換え後にできなくなる
→ 例えばエディタだと、コード補完機能とか色付けとかね

・ プラットフォームの乗り換えが必要
→ 自分がAndroid端末を使ってて、そのサービスがiPhone端末でしかできません、と言われたらわざわざそこまでしないだろう

・ 乗り換える前のデータが、乗り換え後に使えなくなる
→ 以前のデータが無駄にしたくはないだろう。だから、Blogやメーラーだと、インポート機能とエクスポート機能がついてたりしてるよね。

・ 新しいユーザーインタフェースについて学ぶ必要がある
→ 乗り換え前のユーザーインタフェースのオプションがあるといいかも(XSIには、Mayaの操作方法で操作できるオプションがある)

・ 要求スペックが高い
→ 低スペックでも動けるように

・ 元に戻ることがしにくい
→ 一度乗り換えると元には戻れないよ、だと慎重に判断するようになって、気楽には乗り換えてくれないだろう

最後の「元に戻ることがしにくい」というのは、見落としがちな気がした。「出て行く」ことを後押ししているわけではなくて、入り口の敷居を下げること大事。 

 「出て行きやすい」は「入りやすい」でもあるよね。

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